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読みもの2022.6.6

既存建物をZEB化(カーボンニュートラル化)するための3つのポイントを解説

こんにちは!須山建設のカーボンニュートラル広報チームです。

自社の社屋、事務所などをZEB化(カーボンニュートラル化)したいと考えているけれど、建て替えや新築は予算的に難しいので、改修工事でZEB化(カーボンニュートラル化)することは出来ないか…と思ったことはありませんか?

ZEBと言えば、新築だけのモノ、改修では無理だろうって思っていませんか?

実は先日、築20年の私たちの社屋において、エアコンを更新するタイミングで、私たちの社屋をZEBに改修することに成功しました。

この様に、既存の建物でも、ポイントをしっかり押さえれば、ZEBに改修することが出来るのです。

以下に既存建物をZEB化(カーボンニュートラル化)するための3つのポイントを解説します。

POINT① 現在の建物のスペックを確認するための資料を集めよう!

まずは現状の建物のスペック(性能)を確認する必要があります。

そのためにはまず建物の構造や間取り、設備機器などがわかる資料が必要になるため、「確認申請書の副本」や「竣工図」、「契約図」などを用意して下さい。

また、新築時から現在に至るまでに「照明をLEDに改修した」「故障した空調機を入れ替えた」「間仕切りを変更した」などの改修工事を行っていれば、その時の記録や図面なども用意できると良いでしょう。

POINT② ZEBプランナー登録されている企業を探しましょう!

次に建物の性能を診断してもらうために「ZEBプランナー(*1)」登録されている建設会社や設計事務所を探しましょう。

補助金を利用したい場合には、ZEBプランナーに登録した企業でなければ申請することができませんので、補助金が利用できるかどうか分からない場合でも、まずはZEBプランナー企業に相談することをおすすめします。

ZEBプランナーを探す方法としては、「◯◯県 ZEBプランナー」とか「◯◯市 ZEBプランナー」とキーワード検索しても良いですし、(一社)環境共創イニシアチブ(SII)のホームページでも検索することが出来ます。

このときに、その企業に「豊富な実績があるかどうか」を確認しましょう。また、ご自身が改修検討している建物と同規模の実績がある企業に相談すると、より具体的な提案をもらえる可能性が高くなります。

*1)「ZEBプランナー」とは、「ZEB設計ガイドライン」や「ZEBや省エネ建築物を設計するための技術や設計知見」を活用して、一般に向けて広くZEB実現に向けた相談窓口を有し、業務支援(建築設計、設備設計、設計施工、省エネ設計、コンサルティング等)を行い、その活動を公表する事業者と定められています。

POINT③ ZEBプランナーに相談して建物のスペック(性能)診断をしてもらおう!

相談先となるZEBプランナー企業がピックアップできたら、「ZEB改修を検討している」旨を伝えたうえで、既存の建物のスペック(性能)診断とZEB改修の可能性についての検討を依頼してください。

実際には、図面と現状の相違点などがある可能性があるため、詳細な診断は現地確認をしたうえで診断することになりますが、まずはPOINT①で準備した図面や資料があれば大雑把な診断をしてもらうことが出来ると思います。

スペック(性能)診断にかかるコストは、診断業務として有料で行う企業と、診断から改修工事の提案までを営業行為ととらえてサービス(無償)で行う企業がありますので、相談される際に確認することをおすすめします。

診断をしてもらい、ZEBに改修できる目星がついたら、次に改修計画・提案・見積をしてもらいます。

さっそく建物の診断とZEB 改修の相談をしたい企業様は、お気軽に須山建設までご相談ください。使える補助金があるかどうかも含めて、総合的に計画をサポートいたします。

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