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読みもの2022.9.2

マンションでZEHは出来る?ZEH-Mの3つのポイント

こんにちは。浜松市でカーボンニュートラルに取り組んでいる須山建設です。

 

別のブログ記事『ZEHで使える補助金は?マンションにも使えます』にてご紹介させて頂きました、マンション(集合住宅)向けのZEH、ZEH-M(ゼッチ-マンション)についてご紹介します。ZEH-Mにすることで、補助金が受けられることはすでにお伝えさせて頂きましたが、今回は実際に補助金を受けるためにはどんなポイントに気を付けなければいけないのか、を解説していきます。

 

ポイント①ZEHデベロッパー登録されている企業を探しましょう!

ZEH-Mに対応したマンションを建設する上で大切なのは、「ZEHデベロッパー」に登録されている企業に建設を依頼することです。補助金を利用したい場合には、「ZEHデベロッパー」に登録をしている企業に建設をしてもらう必要があるためです。補助金を受けるための必須条件になりますので、必ず「ZEHデベロッパー」に登録をしている企業に依頼をしてください。

 

さて、「ZEHデベロッパー」の登録企業を探す方法ですが、(一社)環境共創イニシアチブ(SII)のホームページ上で検索することが出来ます。

 

URL:https://sii.or.jp/zeh/developer/search

 

検索ブラウザの検索窓に、「〇〇県 ZEHデベロッパー」や「△△市 ZEHデベロッパー」とキーワード検索をしても良いですが、上記SIIホームページで検索するのが早いです。「本社所在地」の選択欄には、東北、関東、中部、近畿…とおおまかな分類しかありませんが、「対応可能な都道府県」の欄で県を指定しての検索が出来ますので、建設地の場所を指定して絞り込むことが出来ます。

地元の建設会社や、すでにZEH-M対応のマンションを建設している企業など、信頼のおける企業を探しましょう。

 

ポイント②建物の規模を確認し、補助金対象となる仕様を把握しよう!

 

別のブログ『ZEHで使える補助金は?マンションにも使えます』でも説明しておりますが、ZEH-Mとするのにはランクがあり、補助金対象となる要件が異なります。ここでは、須山建設が主に建設している1階建てから5階建てマンションの補助事業(低中層ZEH-M促進事業)について解説します。

 

重要なのは建物の階数です。

1階建て~3階建ては Nearly ZEH-M以上(エネルギー消費の削減量が75%以上)、

4階建て~5階建てではZEH-M Ready以上(エネルギー消費の削減量が50%以上)

である必要があります。

 

1階建て~3階建ての低層マンションのほうが、より性能を向上させなければならず、注意が必要です。また、建設をご依頼される企業によって建物の標準仕様(断熱性能や壁、床の厚さ、窓ガラスの仕様など)が違いますので、ZEH-M対応のマンションとするためには、オプション(追加工事)として何を、どこに追加すればいいのかが変わって来ます。当然、追加オプションによる金額も変わって来ますので、ZEH-Mに対応したマンションを建てたい!と思った方は、まず「ZEHデベロッパー」登録企業に相談しましょう。

 

ポイント③ 事業予算に合わせた計画をしよう!

 

ZEH-Mに対応したマンションを建てよう!という計画をされている方は、建物の規模、主には階数の確認をしてください。計画している建物は何階建ての建物でしょうか?ポイント②でも紹介したように、建物の階数により目指すランク(エネルギー消費の削減量の目標)が違って来ます。3階建ての建物を計画しているけれども、補助金の対象となるNearly ZEH-Mにするための追加金額を考慮すると、予算がオーバーしてしまう!となる可能性もあります。

3階建て以下のマンションへの補助金は、1住戸当たり40万円(*1)であるため、その金額を考慮しても予算内で計画出来るのか、少し予算を多くすれば大丈夫なのか…と、実際にマンションを建設する際には、金額を積み上げ、事業計画をする必要があります。

 

(*1)環境省 集合住宅の省CO2化促進事業 PDF資料より抜粋(P28)

 

URL:https://www.env.go.jp/guide/budget/r04/r04juten-sesakushu/00_full.pdf

 

事業計画を考える事は、これからマンションを建てるための重要な事項です。総額いくらでマンションを建てることが出来て、その家賃(収入)がいくらあり、必要な経費がいくらかかるのか…など、事業計画を立てる上では、様々なお金の話が出てきます。インターネットでも、ある程度の内容は自分で調べることが出来ますが、やはり自分の力だけではわからないことが出てくると思いますので、専門の業者、いい相談相手を探すところから始めましょう。

 

まとめ

ここまで、マンションをZEH-Mに対応するためのポイントを紹介させて頂きました。このブログでお伝えした内容以外にも、気を付けなけらばならないポイントがありますので、別のブログでもご紹介させて頂ければと思います。

須山建設では、マンションを建てる建設部門だけでなく、敷地形状に適した計画や設計をする設計部門、不動産の家賃設定や管理をする不動産部門(グループ会社)など、マンションを計画するために必要な専門部署、専門社員がおりますので、ZEH-M対応のマンションだけでなく、マンション建設に関する内容についてお悩みのことがあれば、お気軽にお問い合せください。

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