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読みもの2022.7.22

再生可能エネルギーと浜松市における太陽光発電

    みなさんこんにちは!須山建設のカーボンニュートラル広報チームです。

    カーボンニュートラルに関するニュースやコラムを読んでいると、「再生可能エネルギー」という言葉を目にする機会がありませんか?

     

    再生可能エネルギーとは、水力や風力、地熱や太陽光など一度利用しても再生可能かつ資源が枯渇せず繰り返し利用できるエネルギーのことです。

     

    普段使用するエネルギーを100%、この再生可能エネルギーで賄うことができれば脱炭素社会の実現が夢ではないかもしれません。

    しかし、果たしてそんなことは可能なのでしょうか?

     

    再生可能エネルギーの使用について、ここでいくつかの興味深い事例をご紹介します。

     

    ■事例1.電車で100%再生可能エネルギー

     

    先日、東急株式会社が自社内の鉄軌道全線で使用する電力を100%再生可能エネルギーに置き換えると発表しニュースになりました。

    東急は東京都と神奈川県の全長104.9kmの路線で電車を運転しており、今回は電車の運転だけでなく駅などで使用される電力も含めてそのすべてが再生可能エネルギーによって賄われることになります。

    これにより、年間で約165,000tのCO2を削減できる見込みで、これは一般家庭の年間CO2排出量に換算すると約56,000世帯分にあたるそうです。

     

    ■事例2.スタジアムで100%再生可能エネルギー

     

    また、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)でも、昨年10月から使用電力の再生可能エネルギー100%化を実現しています。

    こちらの事例では、球場全体で排出している温室効果ガスの約93%相当となる、年間約932tのCO2排出量を削減できる見込みで、同じく一般家庭の年間CO2排出量に換算すると約230世帯分にあたるそうです。

    (写真は大のロッテファンである担当者が撮影しました)

     

    電車やナイターゲームのスタジアムなど、電気を大量に消費する施設や設備で100%再生可能エネルギーが使用されていると聞けば、すべての電力を簡単に再エネで賄うことができそうな気がしますよね。

     

    しかし、残念ながらこれらは電力会社との協力のもと実現した先進的な取り組みの一部です。

    実際には再生可能エネルギーの課題もあるのです。

     

    ■再生可能エネルギーの課題

     

    そもそも日本の電力のおよそ80%は火力発電に依存しており、再生可能エネルギーによる発電はわずか15%足らずです。

    これは、自然の力によって発電するため天候による影響が大きく、発電量が不安定であるという弱点が影響しています。

    さらに、発電コストが割高である、景観を損なう事例も発生するなど、まだまだ解決していくべき課題も多いのです。

     

    ■浜松市は太陽光発電のリーディングシティ

     

    (浜松浜名湖太陽光発電所)

     

    経済産業省では、平成26年8月から「市町村別再生可能エネルギー導入状況等」を公表しています。

    須山建設が所在する浜松市はと言うと、市町村別の太陽光発電設備の導入件数は平成26年から日本一を独走しています。

    これは日本有数の日照量を誇り、また積雪が少ない気候のため、再生可能エネルギーの弱点である天候による影響を受けにくいことが理由の一つとされています。

     

    つまり、浜松市は日本における太陽光発電のリーディングシティなのです。

     

    須山建設は、浜松市において太陽光発電事業を展開しており、数多くの施工実績のほか自社の太陽光発電所も構えています。

    自社の太陽光発電所で創られた電力は、浜松新電力を通じて市内の公共施設などに送電されています。

     

    太陽光発電の先進都市浜松における、リーディングカンパニーとして、弊社ではこれからも再生可能エネルギーを通じた脱炭素社会に向けた取り組みを続けていきます!

    太陽光発電に関するお問い合わせは、ぜひお気軽に須山建設までお問い合わせください!

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